映画『1975年のケルン・コンサート』
シネマポストにて上映中
キース・ジャレットってご存知ですか?
即興ジャズピアニストで、1975年の録音が今も売れ続けている彼の伝説のコンサートを描いた映画がこれ。
ただ、主役は、そのコンサートを企画した18歳の女の子。
キース・ジャレットの演奏に衝撃を受けて「凄い!」とオペラハウスとかけあって興行を企画する。
でも、当然、そんなにスムースにはいかない…
様々なトラブルや苦悩があり、そこにキース・ジャレット本人の葛藤も重なっていく。
監督はアメリカ人だけど、撮影はドイツということで、
編集の面白さと映像のオシャレ感が丁度良い。
しかも、単館映画の魅力が満載で、これは大画面で見ておきたい。
今週金曜日、5月22日まで、大和町のシネマポストで上映中!
カテゴリー: レビュー
演劇『サボテンの微笑み』
演劇『サボテンの微笑み』(ケムリ研究室)を北九州芸術劇場で観劇。
兄(赤堀)と妹(緒川)の一年間のドタバタを描いたシンプルな物語で、どこか昭和のメロドラマのようなわかりやすい展開。ただ、その奥には、親から受けた影響や家庭の歪みがずっと残り続ける怖さが少しずつ明かされる。
兄も妹も思いを寄せる人がいる。兄は他の男(瀬戸靖史)の意向を優先し、妹は気を掛けてくる作家(萩原)に自分の気持ちを打ち明けるが…。
舞台はとてもシンプルで、手前の部屋とガラス窓を挟んで奥に温室があるだけ。(※写真は幕間の休憩時に撮影)。それでも、光や音の演出が細かくて、まるで映画を観ているような感覚になるのが印象的。
ケラリーノ・サンドロヴィッチの作品は不条理なイメージがあったけど、今回はむしろ整理されていて、伏線もきちんと回収される。その分、逃げ場がなくて、登場人物の人生を真正面から見せられる感じがした。
萩原聖人が思いのほか良くて、そこも少し驚き。
人は簡単には環境から自由になれない。それでもどこかで「普通に幸せになりたい」と思い続けている。まさに私たちも抱える「日常のありふれた悩み」。そして、思ったようにはならないし、現実に翻弄されながらもたくましく生きていくのである。
『サボテンの微笑み』ケムリ研究室
演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演:緒川たまき、瀬戸康史、萩原聖人、瀬戸さおり、清水伸、赤堀雅秋、鈴木慶一


森永卓郎著『ザイム真理教』について【下関政治同好会37】
サンフランシスコ、『相互扶助論』との出会い【下関政治同好会24】
昔の留学生時代の記憶を掘り起こしました。 サンフランシスコでの生活のうち、前半は車が無かったので、バスや地下鉄を利用していました。学校以外は、カストロストリートの名画座とジャパンタウンの紀伊国屋書店に良く行ってました。もう少し、いあちこち探索すれば良かったと後悔してます。
書籍『相互扶助論』ピョートル・クロポトキン著、大杉栄訳【下関政治同好会22】
『相互扶助論』同時代社版(2017年初版)のブックレビューです。
本編で話しました、国立国会図書館デジタルコレクションの本書ページはこちらです。
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/979698
スキャン資料を一枚ずつめくっていく仕様になってます。
読み比べるのも面白いかもしれません。
書籍『革命的半ズボン主義宣言』橋本治著【下関政治同好会20】
『革命的半ズボン主義宣言』橋本治著
1984年冬樹社刊(絶版)
1991年河出書房新社刊(絶版)
初ブックレビューとしては難関でした。
ご意見、ご感想など、コメントでいただけると幸いです。